御髪神社 京都府嵯峨

御髪神社
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御髪神社について 由緒

日本の髪結いの職を始めた神様をお祀りする神社です。

御髪神社が、百人一首に詠まれている京都嵯峨野の小倉山の、亀山天皇の御陵の近くに建立されたのは、御髪神社の御祭神である藤原采女亮政之(うねめのすけまさゆき)公と亀山天皇と大変深い縁があるためとされています。

亀山天皇の御代に藤原鎌足の末孫で、皇居の宝物守護にあたる武士でありました北小路左衛尉藤原基春卿は、文永年間下関に居を構え、紛失した宝刀『九王丸』の探索にあたりました。基春卿の三男、藤原采女亮政之は、その間、生活の糧を得るため、その地に於いて庄屋の婦女の髪を結って父を助けました。これが『髪結い職』としてこの国での起源とされています。

基春卿没後の弘安四年(1281年)政之公は、住いを鎌倉に移しました。その後、政之公は、建武二年(1335年)7月17日に亡くなりましたが、その立派な処世と功績により従五位を天皇より賜りました。

明治39年には長野の善光寺に開祖として墓碑も建立され、昭和の初めまで、全国の理・美容業者は、敬髪と始祖のご冥福をお祈りするため、政之公のご命日の17日を毎月の定休日としていました。

御祭神

藤原采女亮政之(うねめのすけまさゆき)公

鎮座地

京都府京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町

境内

御髪神社
境内・社殿

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