神嘗祭 かんなめさい

伊勢神宮 内宮
神社 神道 豆知識

「神嘗祭」は「かんなめさい」と読みます。

10月の16、17日と伊勢神宮においてその年の初穂を天照大神に奉るお祭りです。
中世に時代の変容の中でいったん途絶えましたが、明治に入って復興されました。

6月と12月に行われる月次祭とあわせて伊勢神宮では三節祭と呼ばれています。

10月の15~16日には伊勢神宮の外宮である豊受大神宮へ、16~17日には内宮である皇大神宮へその年の初穂である「由貴大御饌(ゆきのおおみけ)」が奉納されます。
この日は同時に宮中においても神宮遥拝の儀と賢所(かしこどころ)における親祭が催されますが、これは伊勢神宮と宮中賢所はともに神鏡(皇位継承のしるしとされる三種の神器の一つ)を奉っており、共に皇祖である天照大神を主神としているという意味で同一の社殿であるという観念に基づいているとされます。

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