櫻井子安神社について

由緒

縁を繋ぎ、人々の幸福を見守り続けてくださる「子安さま」

当神社は、祭神に木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)を奉齋しております。
勧請の年月は、詳らかではありませんが、極めて古くに此の地に祀られました。
古来当神社は、お祀りしている御祭神からもお分かりのとおり良縁を求める人々の縁結びのご利益出産は勿論、なかなか子宝に恵まれない婦人の信心宿願あれば顕著な霊験があるとして、遠くからも陸続と参詣者があり、上代郷櫻井(古き土地の名称)の子安さまと尊称されていました。また、古くは櫻井子安大神と呼ばれております。

口伝によれば、当社の赤麻紐(子安さまの赤帯)は、男女の縁は固より親子の縁をも繋ぐと云われ、良縁を望む子女、子宝に恵まれない婦人は、懐中に抱くことによりその願いが叶うと伝えられています。
後に時間と共に、この赤麻紐は、良縁、子宝安産の他にも健康、学業、開運等の御利益もあるとお守りとして人々に大切にされております。

また、当神社の鎮座します地域は、神葬祭(神道式の葬儀)を行う家庭もあるということから、命を授かり誕生し、七五三を経て、成長の過程での儀礼、厄祓い、健康長寿の祈願、そして実りあった一生を締めくくる神葬祭と、子安さまは、人の一生を見守ってくださる神様としても大変貴ばれております。

子宝、安産御神札
子宝安産の御神札。御神札を自宅でお祀りし、見事子宝を授かりましたら、出産されるまで御神札に添えてある赤麻紐をお守りにして身に着けていただきます。

神職認可状
これは、元禄9年(1696年)に本務社である左右神社[古称:左右大神]の宮司であり当時の櫻井子安神社[古称:櫻井子安大神]の宮司でもある上代家当主の上代備後守藤原重光が吉田兼倶が大成した吉田神道より享けた認可状です。これは、この時期に吉田家が全国に影響を及ぼす程の力を持っており、全国の神職を統制する為に発行していたようです。

赤麻紐(子安さまの赤帯)

大神様の帯として用いられる、とても尊い麻紐です

この赤麻紐とは、麻を赤く染めたものを錦の着物を纏った御神体の帯として使っているものです。
当社では、毎年11月の第一週の日曜日に、御神体の帯を新しくする神事があります。
これは、神様のお召しになるものを替えるということなので、人知れず宮司一人が行って参りました。
ここで交換した赤麻紐に御利益があるとされ御守、御神札に用いられるようになりました。

赤麻紐
これが今まで赤帯として納められていた赤麻紐です。交換したものは神前に並べられ、御神札、御守に使われます。

櫻井子安神社御守
この御守には、中に赤麻紐が入っています。大きさは、名刺よりも一回り小さいです。写真に載っている他にも違う種類の御守もございます。

御祭神

木花咲耶姫命 (このはなさくやひめのみこと)

木花咲耶姫命は、桜の美しさを象徴する女神です。
古来、日本人は花が盛大に咲き誇るように、社会の発展や物事の繁栄を連想してきました。
神話では、日本の山の神様であるオオヤマズミ神の娘で、天孫ニニギ命と結婚して、その日継ぎの御子、天照大神の子孫を生む神母とされています。
また、富士山の神でもある木花咲耶姫命は、民間信仰の子安神と結びついて、子授け、安産、縁結びの神として庶民生活に密着して広く信仰されています。

伊邪那岐之命(いざなぎのみこと)、伊邪那美之命(いざなみのみこと)

この二柱の神様は、古事記にもあるとおり神話のなかに一番最初に登場する夫婦神です。
数々の国土を誕生させる「国生み」や、八百万の神を誕生させた「神生み」を行いました。このことから、夫婦婚姻の神、子授安産の神とされいます。
この二柱の神を祀ることによる御神徳は、神々の生みの親というところから行く先々でのさまざまな神の御守護をうけられるとして、上記の他に延命長寿、縁結び、産業繁栄、商売繁盛、出世開運、学業成就、無病息災と幅広いものとされています。